DokuWiki

It's better when it's simple

ユーザ用ツール

サイト用ツール


ja:seo

DokuWiki と検索エンジン最適化 (SEO)

検索エンジン最適化 (SEO) はある種のミステリーです。 巨大な検索エンジンが情報の収集やランク付けの完全な方法を明らかにしていないため、何が良くて何が悪いのかを決めるには常に推測するしかありません。 一般的に、SEO は次の 3 つの事項を調整することに行き着きます。 内容メタヘッダー、そして URL です。 このページでは、SEO の分野で DokuWiki がどのように動作するか、そして SEO を実現するためにどのような追加の方法が利用できるのかを説明します。

内容

DokuWiki は、意味的に正しく、文法的に妥当な XHTML を生成しようとします。 これは、文書構造が Web クローラから解析しやすいということを意味します。

生成された HTML の良し悪しに関係なく、SEOはページのソースに大きく影響されます。 論理的な方法で文書をマークアップすることを心がけて下さい。 例えば、レベル1の見出しから降順で見出しを使用する。 見出しを(太字項目としてではなく)ヘッダーとして使用する、リストは一覧用途だけに使用する、等々です。 DokuWiki はページタイトルとして最初のレベル1の見出しを使用する場合があり(次の章を参照)これも重要です。

メタヘッダー

DokuWiki はページの内容 (DOCTYPE、エンコーディング、言語) 識別のために全ての関係する HTTP ヘッダを作成します。 keywords や description のような他のヘッダーは、keywordsプラグインdescriptionプラグイン で作成します。 keywords ヘッダは、検索エンジンのランキングに対して直接的に影響しません:

我々は通常 “keywords” メタタグの内容を無視するという認識は正しいです。他の目的で使用できるのであれば、、他のメタタグと同様にページ内に自由に記載して構いません。不利益になるようなことはありませんので。

Google Webmaster Central

description も同様です。 しかし、特定の状況下では、検索エンジンは(SERP と呼ばれる)検索結果ページのための有意義な説明を作成できません。 この場合、description を提供することは間接的に価値があります: 検索エンジンのユーザーが正しい(この場合はあなたの)結果を選択する助けになります。 言い換えると、良い description は SERP の中にサイト変換を増やすのを助けます 1)descriptionプラグイン はそのような description を追加し、SEO の観点から高く評価されます。 対話型コンテンツや文章の少ないコンテンツでの使用が想定されます。

また、ページに keyword を含めることは負の効果はありませんし、他のツールやサービス(例:ソーシャルブックマーク)を使用する場合、有利かもしれません。 場合によっては、これらのサービスは、ブックマークの作成や他のサービス提供のためにメタヘッダーの keyword を使用します。 keywordsプラグイン を使用することで keyword はページ毎に手動で定義できます。

デフォルトでは、DokuWikiは、タイトル要素にページ名を使用しています。 設定項目: useheadingオプションを有効にすることで、代わりに最初のレベル1ヘッダーを使用することもできます(別の方法でアンダースコアを削除することもできます)。 (SERPに表示される)タイトルがより説明的になり、タイトル内のキーワードによりよい影響があるのが利点です。 また、(ページ名の影響下にある)URL とタイトルとに異なるキーワードを持つことができます。 両方共、onpage-SEOの重要な要因です。

SEOの観点から、タイトルがすべてのページタイトルで繰り返されるように、短いウィキ名(このwikiの場合:[DokuWiki])にする必要があります。 そうすれば、タイトルの最初にあるページ keyword にフォーカス(ここ:“seo [DokuWiki]“)され、検索エンジンにページの実際の内容を表示します。

重複コンテンツ

重複した内容はcanonical urlを指定することでDokuWikiによって防止されます。 DokuWiki の設定の中で、標準では有効になっています。

Wiki スパム

DokuWiki は様々な方法で Wiki スパムへの対抗を試みます。 そのうちのひとつが遅延インデックス化と呼ばれるもので、これは検索エンジンがあなたのページをどのようにクロールするかについて直接的な影響を及ぼします。 この設定を有効化した場合は、ページを更新してからの経過時間に応じて robots メタヘッダーが設定されます。 特定の時間 (標準では 5 日間) 以上更新されていないページだけがクロールを許可するようになります。 この意図は、この期間内にはコミュニティが Wiki スパムを除去しているだろう、というものです。 これはつまり、Wiki ユーザから問題無しと判断されたページだけが検索エンジンに登録されるということを意味します。 もしあなたがレスポンスの良いコミュニティ (例: Wiki スパムが通常 1 日以内に対処される) もしくはクローズドなユーザグループを持っている場合は、設定項目: indexdelayの値を小さくしたり、遅延インデックス化を無効にするために 0 を設定したほうが良いかもしれません。

URL

DokuWiki は通常 http://example.com/doku.php?id=page という形式の URL を使用します。 多くの検索エンジンはこの形式を動的な URL として認識し、クロールする際の振る舞いを適宜変化させます2)。 Google はこのような URL でもクロールしますが、使用される URL パラメータの数は少なく抑えておくことを推奨しています

読みやすさを向上させるとともに他の検索エンジンからも Wiki をクロールしやすくするため、DokuWiki にはきれいな URL を作成するための設定オプションが用意されています。 この設定オプションでは、URL の書き換えを行う 2 つの異なる方法を選択することができます。

設定項目: useslash の有効化は、ページのランクをさらに高めるために役立ちます。

存在しないページ

ページが存在しない場合、DokuWiki は HTTP レスポンスの 200 OK を発行します。 これは Wiki においては望ましい振る舞いです。 しかし、検索エンジンはこの振る舞いをリンクファーム (検索エンジンスパムの一種) の指標であると判断するかもしれません。 設定項目: send404 を有効にすることで、存在しないページへのリクエストに対して DokuWiki から 404 Not Found を返すようにすることができます。

Wiki 内の別のページへ誘導する場合には、gotoプラグインのようなプラグインを利用します。

XML サイトマップ

Google や Yahoo、Microsoft などいくつかの大きな企業の検索エンジンでは、XML サイトマップサービスを通じてサイト全体の構造を検索エンジンに対して提示することができます。 DokuWiki はすべての Wiki ページを含む XML サイトマップを自動的に作成することができます。 より詳しい情報は、XML サイトマップを参照してください。

PHP セッション ID の除去

PHP 環境によっては、PHP セッション ID が Wiki の各 URL に追加されてしまいます。 これは SEO の観点からは好ましいことではありません。 解決方法については、URL の書き換えを参照してください。

詳細情報

1)
SEO Wiki: HTMLメタタグを利用した SEO の最適化 http://en.seowiki.info/onpage_seo/meta_information
2)
どのように変化させるかについては様々な憶測があります。
ja/seo.txt · 最終更新: 2013-08-09 23:38 by 125.55.214.60

特に明示されていない限り、本Wikiの内容は次のライセンスに従います: CC Attribution-Share Alike 4.0 International
CC Attribution-Share Alike 4.0 International Donate Powered by PHP Valid HTML5 Valid CSS Driven by DokuWiki