目次
環境
グローバル変数
$ACT
$auth
$conf
グローバルに利用可能な $conf
配列は、すべての DokuWiki の構成設定を保持します。一般に次のような構造に従います:
$conf[<setting_name>]
— DokuWiki 設定(config 参照)$conf[<setting_group>][<setting_name>]
— DokuWiki 設定の一部はこのフォーマットを使用(例: ftp, proxy, target 設定)$conf['tpl'][<template_name>][<setting_name>]
— テンプレートの構成設定。テンプレートのドキュメントを参照。$conf['plugin'][<plugin_name>][<setting_name>]
— プラグインの構成設定。プラグインのドキュメントを参照。$conf['auth'][<auth_name>][<setting_name>]
— 認証バックエンド設定。認証バックエンドのドキュメントを参照。
通常は、この配列に直接アクセスする必要はありません。プラグインもテンプレートも、それぞれの構成設定にアクセスするためのメソッドを持っています。
(参照)
$ID
$INFO
これは連想配列で、inc/common.php
の関数 pageinfo() によって生成された情報が格納されます。
現在の要素は:
rev
— 現在表示されている主ページのリビジョン。通常は $REV と同じ。userinfo
— ログイン済ユーザの場合のみセットされる連想配列…pass
— 暗号化されたパスワードname
— フルネームmail
— メールアドレスgrps
— 所属しているグループ(配列 )buid
— ユーザのブラウザとIPアドレスから生成される特殊なID
perm
— 現在のページ($ID)に関連したユーザのパーミッションsubscribed
— ユーザがこのページを購読している場合に真、それ以外で偽namespace
— 現在のページ($ID)が属している名前空間locked
— ページがロックされていれば真、そうでなければ偽filepath
— 現在のページ($ID+$REV)の生のwikiデータへのファイルシステムパスexists
— 現在のページ($ID+$REV)の生のwikiデータが存在すれば真、それ以外で偽rev
— 現在のページ($ID)のリビジョンID。現在のリビジョンの場合は空文字列writable
— 現在のページ($ID+$REV)に対して、ファイルの存在、ファイルのパーミッション、ユーザのACLパーミッションの組合せによって、存在しているファイルへの書込みあるいは存在しないファイルの作成が許可されているならば真。そうでなければ偽。editable
— 現在のページ($ID+$REV)が書込み可能で、かつ現在ロックされていなければ真。lastmod
— 現在のページ($ID+$REV)に対する最終修正のタイムスタンプmeta
— 現在のページ($ID)のメタデータip
— 現在のページ($ID+$REV)の最終編集者のIPアドレスuser
— 現在のページ($ID+$REV)の最終編集者のユーザ名sum
— 現在のページ($ID+$REV)の編集サマリー注釈editor
— 現在のページ($ID+$REV)の最終編集者のユーザ名(またはユーザ名が不明ならばIPアドレス)isadmin
— 現在ログインしているユーザがスーパーユーザならば真ismanager
— 現在ログインしているユーザがマネージャーならば真draft
— ドラフトファイルが現在のユーザとページに存在するならば、そのファイル名ismobile
— ぺージがモバイル機器や携帯電話からブラウズされていれば真 開発版限定
$lang
インターフェース、プラグイン、テンプレートのすべての翻訳文字列を保持する連想配列です。(参照)
$REV
現在生成されているページのリビジョンタイムスタンプを保持します。fase
ならば最新のページであることを意味します。(参照)
$_SERVER['REMOTE_USER']
この変数は、ユーザがログインしたとき、DokuWiki の認証メカニズムによって明示的にセットされ、ユーザ名を保持します。
$TEXT
このグローバル変数は save
と preview
の際に、編集フォーム経由で送信されたテキストを保持します。(参照)
$TOC
$USERINFO
グローバルに利用可能な連想配列で、認証されたユーザの情報をいくつか保持します。
- pass - ユーザのパスワードのハッシュ
- name - ユーザのフルネーム
- mail - ユーザのメールアドレス
- grps - ユーザが所属するグループの配列
(参照)
定数
以下は最も重要な定数のリストです。
AUTH_<*>
AUTH_<*>
形式の定数は DokuWiki の ACL システムで使用されるパーミッションのレベルを整数値として表します。これらを用いると、与えられたページや名前空間の ACL チェックを若干読みやすく表現することができます。
if (auth_quickaclcheck($ID) >= AUTH_READ) { // 何かを実行 }
AUTH_NONE
- 型: Integer
- 値: 0
AUTH_READ
- 型: Integer
- 値: 1
AUTH_EDIT
- 型: Integer
- 値: 2
AUTH_CREATE
- 型: Integer
- 値: 4
AUTH_UPLOAD
- 型: Integer
- 値: 8
AUTH_DELETE
- 型: Integer
- 値: 16
AUTH_ADMIN
- 型: Integer
- 値: 255
DOKU_<*>
DOKU_<*>
形式の定数は、DokuWiki の内部で使用する種々のシステム情報を保持します。
DOKU_BASE
インストールされた DokuWiki の URL ベース。(参照)
/dokuwiki/
DOKU_CONF
インストールされた DokuWiki のサーバ上での設定パス。(参照)
/var/www/dokuwiki/conf/
DOKU_INC
インストールされた DokuWiki のサーバ上でのインクルードパス。(参照)
/var/www/dokuwiki/
DOKU_TPL
現在使用されているテンプレートの URL ベースパス。(参照)
/dokuwiki/lib/tpl/<template>/
DOKU_TPLINC
現在使用されているテンプレートのサーバ上でのインクルードパス。(参照)
lib/tpl/<template>/
または、canonical がセットされている場合は:
http//domain.org/lib/tpl/<template>/
DOKU_URL
インストールされた DokuWiki の絶対 URL (base の方が好ましい)。(参照)